お祝いと同時に次のステップへの旅立ちの式でもある卒業式。
格式が高く厳粛な式です。
先生やお友だちとの「お別れ」の場であり、「感謝」を示す場でもあります。
服装は入学式よりも厳粛さを大切にした控えめな装いにしたいですね。



卒業式の正式名称は「卒業証書授与式」です。
入学式よりも格式が高く厳粛な式典です。
先生方や来賓の方々の服装も、黒もしくはそれに準ずるダーク系の略礼装であることが多いです。
卒業式の服装は、新しい出会いの「入学式・入園式」に比べて「華やかでも格式と厳粛さに重点」を置いた服装が良いとされています。
それが、卒業式は「黒いスーツ」・「ダークな色のスーツ」といわれる理由です。
カラーは黒・ネイビー・グレーといったシックなカラーがおすすめです。
スーツのスタイルは、
ワンピーススーツ
スカートスーツ
パンツスーツ
のいずれかになります。
ブラックフォーマル(礼服)を着られる場合は、アクセサリーや小物で「お祝い感」を出す工夫をしましょう。


ブラックフォーマルとは、冠婚葬祭で身につける礼服のうち、黒の礼服のことを言います。
「喪服」のイメージがありますので「卒業式にブラックフォーマルを着てもいいのかな?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。
しかし、最近ではブラックフォーマルの用途が広くなりつつあり、慶事・弔事(冠婚葬祭用)両方で着られる黒いスーツという認識に変わってきています。
実際に卒園式、卒業式でブラックフォーマル(礼服)を着られる方も多いです。
ただ、お祝いの席ですので、コサージュやネックレスなどで、お祝いにふさわしい華やかな雰囲気にすることがポイントです。
また、「喪」の雰囲気が出ないように、インナーを黒以外の明るい色にすることも重要です。
白や薄いピンクなどのインナーを合わせて、華やかさをアップさせましょう。



最近では、シックでありながら、ほどよい上品さを合わせ持つ濃紺スーツが人気です。
「お受験用スーツ」のイメージもありますが、入学式を始め、結婚式、七五三、学校行事など着回せるシーンが多いので重宝される一着です。
濃紺は清楚で上品な印象を与えるため、卒業式にふさわしいカラーといえるでしょう。
アクセサリーなどの小物を上手に活用して、華やかなイメージに。



一般的に卒業式が行われるのは3月ですので、まだまだ肌寒い日もあります。
ただ、3月はあくまでもシーズンとしては「春」ですので、厚手の素材を使用したスーツなどを着こむのはふさわしくありません。
また、その後の着回しという点においても、素材はオールシーズン対応可能な生地のスーツがベストです。
ちょっと生地が薄めかなと思っても、裏地がしっかりついているもの(総裏地)を選びましょう。
入学式や学校行事などへの着回しするならツイード素材。
結婚式など、華やかな席へのお呼ばれに着回すならシャンタン生地なども良いと思います。



もちろん、寒い日のコートの着用はOKです。
卒業式に着るコートの色ですが、スーツに合わせて「黒」「ネイビー」「グレー」などが式典の雰囲気にも良く合います。
ただし、コートは卒業式が行われる体育館やホールなど、室内に入ったら脱ぎますので、色はあまり考えすぎなくても良いでしょう。
体育館などは寒いですから、コートは折り畳んで膝掛けとして使えますので、重宝します。



卒業式、卒園式の服装はダークな色合いが多数ですが、ストッキングはベージュが基本。
合わせるストッキングは、黒の方がすっきりするのではと思いがちですが、黒ストッキングは喪の席のみです。
また、寒い季節なので「タイツを履きたい」という方もいらっしゃると思いますが、フォーマルでは基本ストッキングです。
どうしても寒いのが苦手という方には、パンツスーツがおすすめです。


普段、スーツを着る事が少ないお母様達ですので、卒業式のような行事は一苦労ですね。
でも、お子様の大切な節目ですので、きちんと服で迎えたいもの。
最後に、もう一度服装選びのポイントをおさらいしてみましょう。

・カラーは黒・ネイビー・グレーといったシックなカラーがおすすめ。
・スーツはワンピーススーツ・スカートスーツ・パンツスーツ
・肌寒い季節だが、厚手の生地ではなく、オールシーズン対応のスーツが基本。

基本をふまえて、様々なシーンに対応できるような素敵な一着をみつけてください。

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